Apple、真の全画面iPhoneを計画中?

 リーカーのICE UNIVERSE氏(@UniverseIce)は7月24日のツイートで、AppleがベゼルレスのiPhoneを計画しているとツイートしています。

情報元の記事によれば、AppleはディスプレイのサプライヤーであるサムスンディスプレイとLGディスプレイに対し、ベゼルを完全に排除したOLEDディスプレイの開発を要請したとされています。
また、Appleの要請通りのディスプレイを開発するためにはUDC(Under Display Camera)技術などを改善する必要があるとされていて、これに基づけば、インカメラ自体をディスプレイの下に埋め込むことによって、ノッチやパンチホールなど画面を遮る物を完全に排除しようとしていることが窺えます。

 

ICE UNIVERSE氏がツイートしたレンダリング画像は、まるで近未来のスマホのようです。

 

ICE UNIVERSE氏は、iPhone 20周年となる年、つまり2027年にこのスマホが発売されるかもしれないと述べています。
確かに20周年という節目ですから、10周年で iPhone X が登場した時のようにデザインをガラリと変えてくるかもしれませんね。


ところで、気になっている方もいるかもしれませんが、インカメラをディスプレイの下に埋め込むなんてことができるのでしょうか。
実はこの技術は既に実現されています。しかも研究段階ではなくて、既に発売済みのスマートフォンにも使われている技術だったりします。

日本国内向けには販売されていない為、ご存じない方も多いと思いますが、ZTEの Axon 40 Ultra や、nubia(ZTE)の Z50 Ultra が挙げられます。

 
Z50 Ultra(左)とAxon 40 Ultra(右)
 
日本国内向けに販売されているものでは、nubia(ZTE)のRedMagic 8 Proがあります。こちらはゲーミングスマホとして聞いたことがあるかもしれません。

また、折りたたみスマホである Samsungの Galaxy Z Fold3 以降のメインディスプレイ側にも使われていますが、結構インカメラ部分が目立ちます。


Galaxy Z Fold3のメインディスプレイ側のインカメラ


私の知る限りではこの分野ではZTEが最も進んでいるようです。
ただ、残念ながらインカメラで撮影した写真の画質はあまり良くないんですがね…



iPhoneの場合、顔認証のFace IDもある為、カメラだけでなくそのセンサーまでも画面下に埋め込む必要があります。
また、Appleのことですから、インカメラの画質も妥協したくないと思われます。

先ほど挙げたAndroid端末よりも開発の難易度は遥かに上がることでしょう。


iPhone 20周年となる2027年に登場するのか、期待したいところです。

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