X(旧Twitter)の検索コマンドを駆使して擬似パブリックタイムラインを構築してみよう

 「パブリックタイムライン」ってご存知ですか?

フォローしている人限定ではなく、登録ユーザー全員の投稿が流れるタイムラインのことです。
現在はありませんが、Twitter黎明期にはこのような機能が存在していたようです。

ちなみに2023年7月に開設された個人開発のSNS、タイッツーにはパブリックタイムラインがあるようです。
また、X(Twitter)からの移住先として以前から度々話題になっていたマストドンにもローカルタイムラインや連合タイムラインといった似たような機能が存在しています。


パブリックタイムライン、X(Twitter)で使えたら面白いと思いませんか?
自分が知らない何処かの誰かが投稿したポスト(ツイート)がリアルタイムで見られるし、新たな出会いがあるかもしれません。

実は「検索コマンド」を駆使することでそれっぽいものを擬似的に再現することができます。  

検索コマンドというとたまにX(Twitter)でも話題になることがあるのでご存じの方も多いと思いますが、検索ワードと組み合わせることでより高度な検索ができる文字列のことです。
例えば「(検索ワード) filter:images」と検索すれば検索ワードを含む画像付きのポスト(ツイート)のみ抽出することができます。また、「(検索ワード) until:2022-12-31」とすれば、検索ワードを含む2022年12月31日までのポスト(ツイート)を抽出することができます。こんな感じのものが沢山あります。

では、実際にどうやって再現するか、見ていきましょう。

 


言語の指定

実は言語の指定をしたらもうほぼ終わりです笑

言語の指定は「lang:(言語コード)」を使います。
日本語を指定する場合は「lang:ja」です。本来なら検索ワードと組み合わせて使うのですが、これだけでも動いてしまいます。

「lang:ja」で検索した場合は日本語のポスト(ツイート)のみが抽出されます。つまりこの時点でやろうとしていたパブリックタイムラインの再現はほぼできています。検索結果を更新すればまた新たなポスト(ツイート)が読み込まれていきます。

もし英語のツイートを見たい場合は「lang:en」となります。
また、両方が見たい場合は「lang:ja OR lang:en」となります。「lang:ja」「lang:en」のどちらかに一致するという意味です。(もちろん「OR」は普通の検索ワードでも使えます。例えば「Twitter OR X」みたいに。)
その他の言語を指定したい場合はISO 639-1 言語コード一覧を参照してください。


これ以降に関しては好みに応じて適用し、調整してみてください。 


リプライの除外

検索結果を眺めてみると分かりますが、リプライがちょくちょく入ってくると思います。 これを見るのも面白いと思う人はいるかもしれませんが、個人的にはリプライ単体だと文脈が分からず面白みがないですし、何より誤っていいねなどを押してしまうと不審がられるという危険性があります。
なので、リプライを除外してしまいましょう。

リプライの除外は「-filter:replies」を使います。
リプライだけに絞り込む「filter:replies」の先頭に「-」を付けてこれを除くことを意味しています。

これでリプライを除外することができましたね。

ちなみに先ほどの言語の指定と組み合わせると「lang:ja -filter:replies」となります。
以降も同じように検索コマンドをスペースで繋げていきます。


特定のワードを除外

検索結果の中には、このワードを含むポスト(ツイート)見たくないなあというのがあるかもしれません。

この場合は「-"(除外したいワード)"」を使います。ダブルクォーテーション(")はなくてもいいです。

私の場合だと、診断系ツイートがつまらないと思っているので、それを例にしてみましょう。
この場合は「-"診断"」などとなります。

これを入れることで除外することができました。
もちろんスペースで繋げて並べていけば複数のワードを除外することができます。「-"A" -"B" -"C"」という感じです。


URL付きの投稿を除外

URL付きのツイートには宣伝だとか割とどうでもいいものが多かったりします。

これを除外するには「-filter:links」を使います。
URL付きツイートに絞り込む「filter:links」の先頭に「-」を付けてこれを除くことを意味します。
リプライの除外と同じ感じです。


クライアントの指定

X(Twitter)クライアント、要するにポスト(ツイート)の投稿元のアプリです。
iPhoneやAndroidアプリ、またはWebなど。何種類かありますが、その投稿元を絞り込んだり、除外することができます。

使うのは「source:"(クライアント名)"」です。

例えばiPhoneのX(Twitter)アプリに限定したいならば「source:"Twitter for iPhone"」となります。
逆に除外するならば「-source:"Twitter for iPhone"」です。また先頭に「-」を付けるパターンです。

以下に他のクライアント名も紹介しておきます。

・iPad:「Twitter for iPad」
・Android:「Twitter for Android」
・Web:「Twitter Web App」
・TweetDeck:「TweetDeck」

 

以前はbotによるポスト(ツイート)もよく現れたので絞り込んだり除外したりするのが役立ってたんですけど、最近はそういうこともないのでそこまで必要ないかもしれませんね。


 

以上となります。

これでパブリックタイムラインの再現と微調整が大体できるかと思います。
是非やってみてください。

まあここ最近はX(Twitter)の仕様変更とかよくあるので、この技もいつまでできるかは分かりませんが…


ここで、ちょっと宣伝をさせてください()

私は、ここで紹介した検索コマンドなどを簡単操作で入力してポスト(ツイート)検索が可能なAndroidアプリを開発しました。

「SearchNow! Lite」というアプリです。

Androidユーザーの方は是非インストールしてみてください。

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